
どうもシーサーです!今回読んだ本は『嫌われる勇気』です!みなさんはこんな悩みはないでしょうか?



自分は不幸だ幸せになんてなれる訳がない



過去の経験(トラウマ)が原因で前に踏み出せない



コンプレックスや劣等感で苦しい



そんな人は是非『嫌われる勇気』を読んでみてください!あなたの悩みを解決する1冊になるかもしれませんよ!
『嫌われる勇気』は世界累計500万部を超えるベストセラー哲学者と青年の対話形式でアドラー心理学(幸福の心理学)を解説した自己啓発本です。


『ジークムント・フロイト』『カール・グスタフ・ユング』と並ぶ心理学三大巨頭と称される『アルフレット・アドラー』の思想を解説した1冊
欧米で絶大な支持を誇るアドラー心理学は、『どうすれば幸せに生きることができるか』と言う哲学的な問いに極めてシンプルかつ具体的な答えを教えてくれました。
本書はこんな人におすすめ
- 自分自身を変えたい
- 人間関係に悩んでいる
- 過去の経験(トラウマ)にとらわれ踏み出せない
- 幸せになりたい自由になりたい
- コンプレックス、劣等感に苦しんでいる
『嫌われる勇気』概要
本書の概要は以下のとおりです。
タイトル | 嫌われる勇気 |
著者 | 岸見 一郎 / 古賀 史健 |
ジャンル | 心理学・自己啓発 |
出版社 | ダイヤモンド社 |
発売日 | 2013年12月13日 |
ページ数 | 296ページ |
嫌われる勇気ってどんな本?



人は変われる。世界はシンプルであり誰もが幸福になれます。



世界は複雑で人間関係や責任、仕事、家族、社会的な役割、差別、格差、戦争、どこがシンプルなんですか?誰もが幸福になんてなれる訳がない!
哲人(哲学者)と青年の対話形式でアドラー心理学(幸福の心理学)を解説した自己啓発本
アドラー心理学とは?


アルフレット・アドラー
オーストリアの精神科医であるアルフレット・アドラーが提唱した思想・考え方のことで『人は目的のもと生きている』『幸せになる勇気を持つ』から成る、現代人を幸福にする心理学なのです。
本書の目次
- トラウマを否定せよ
- 全ての悩みは対人関係
- 他者の問題を切り捨てる
- 世界の中心はどこにあるか
- 『いま、ここ』を真剣に生きる
トラウマを否定せよ


あなたは過去の経験が今の自分を作り、現在の行動にも過去の出来事(トラウマ)が影響していると思われますか?
アドラー心理学ではその過去の経験(トラウマ)の存在を否定しています。
例えば、過去のいじめが原因で現在引きこもっている子供がいたとします。


しかしそれは、過去の原因(トラウマ)を理由に、自分がその選択をした方が楽だから、あえてその引きこもるという選択を自分自身で選んでるだけなのです。



確かに過去の経験の原因(トラウマ)で全てが決まるのなら、いじめられていた人はみんな引きこもりになるでしょう。その選択をしているのは自分自身なのです。
私も過去に失恋経験が原因で、人間不審に陥ったことがあります。


心にぽっかり穴が空いたような、今までに経験したことのない喪失感がありました。
それから過去の失恋を理由に、頑に人付き合いを避け合コンなどの誘いも断るようになりました。
それも自分がその選択をした方が楽だから、その行動をとっていたのかもしれませんね。
過去に別れを告げ、新しい素敵な人との出会いを求めることも、諦めて『1人が楽だから』と言いながら、人付き合いを避けるのも自分次第なのです。



あなたのライフスタイル(人生のあり方)を決めたのは、他の誰でもないあなた自身なのですから!
全ての悩みは対人関係にある


あなたには嫌いな人はいるでしょうか?
職場の上司、親、同級生、後輩など少なからずいるのではないでしょうか?
アドラー心理学では、悩みの全ては対人関係からくるものだとされています。
しかし生物学状、対人関係とは切っても切れないものなのです。
もしも完全に対人関係を切るとしたら、宇宙のなかに1人で孤立しない限り切ることはできず、孤独を感じることも他者がいなければ成立しないのです。
そして対人関係を恐れることで自分が嫌いになり、自分を嫌うことで対人関係を避けている。



コンプレックスで自分が好きになれないその真意は、自分自身を嫌うことにより対人関係を避けているのです。
他者の課題を切り捨てる
例えば、なかなか勉強しない子供がいたとします。


あなたが親ならどうしますか?
勉強しなさいと叱り、やらせる。がほとんどの答えではないでしょうか?
しかしアドラー心理学では『これは誰の課題なのか?』という視点から考えをすすめていきます。
子供が勉強するのかしないのか、本来これは『子供の課題』であって親の課題ではないんです。
誰の課題かを見分ける方法は『その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?』を考えることです。


『勉強をしない』と選択した子供は、授業についていけない、希望の学校に入れないなど、その選択によって困るのは子供であって親ではありませんよね。
そして『自分の課題』と『他者の課題』を分離していく必要があります。
あらゆる対人関係のトラブルには、『他者の課題』に土足で踏み込むこと、あるいは『自分の課題』に土足で踏み込まれることによって引き起こされるんです。



子供の頃、親に勉強を強要され嫌な思いを経験したことはないでしょうか?それは『自分の課題』に土足で踏み込まれたことで衝突してしまうからなんです。
親は子供がなにをしているのかを知った上で、見守ること。
それが本人の課題であることを伝え、もしも本人が勉強したいと思ったときにはいつでも援助をする用意があると伝えておく。
本人の意志を無視して『変わること』を強要したところで、あとで強烈な反動がやってくる。
自分を変えることができるのは、自分しかいないのです。
世界の中心はどこにあるのか


対人関係のゴールは『共同体感覚』にあります。
他者のことを『敵』と見なすか、あるいは『仲間』と見なすか?
もしも他者が仲間としたら、仲間に囲まれて生きているとしたら、私達はそこに自らの『居場所』を見出すことが出来ます。
そして仲間達、つまり共同体のために貢献しようと思えるようになる。
これが他者を仲間だと見なし、そこに『自分の居場所がある』と感じられること
共同体感覚とは他者を仲間だと見なし、そこに『自分の居場所がある』と感じられること